はじめに
この作品の時代現代じゃないんですよね。
設定上、キャラの年や性格が多少違いますがご了承くださいm(_ _)m
ときめきメモリアルはコナミ・KITCの作品です。
ではお楽しみください。


『佐倉大戦』  作者 柴崎洋魔
序章
 かって、帝都ひびきのに危機がせまったことがあった。しかし、その時は殺股
のドラサンズこと西山喜久蔵と
その仲間のおかげで事前に危機を防ぐことに成功した。
そして、ときは太正12年を迎えようとしていた
そのころひびきのに再び危機が迫ろうとしていた。
この物語はその危機を防ぐべく極秘につくられた
帝国華激団ときめき組の少女たちと新米隊長、
他の人達との恋と友情、戦いと日常の物語である。
第壱話『鈴木、帝都に帰る』
 俺は10年ぶりにひびきのに帰ってきた。
そう俺の運命を変えたあの事件から10年たったんだ・・・。
そういえば幼なじみのあの子や公園で一緒遊んだあの子
元気にしてるかな。
・・・昔を振り返るのはこれくらいにしておう、
俺にはこのひびきのを守るというだいじな任務があるのだから。
「ん〜、しかしはらがへったなぁ〜」
とそのとき
「きゃ〜」
声のする方を見ると女の子が不良に絡まれていた。
「ねえねえねえちゃん俺達と遊ぼうよ」
「おい、お前その娘嫌がってるじゃないか」
「ん〜、てめえなんか文句あるか」
「やめろっていってるんだ」
「てめえ、やろうってのか!」
・・・・数秒後
「くそぉ〜、おぼえてやがれ〜!」
不良はお決まりの捨てゼリフをはいてさっていた。
「君、大丈夫かい」
「あ、あのありがとうございました」
彼女はそれだけいうと走っていってしまった。
にしてもおもしろい髪型をしていたなあの娘。
「おっ、少年やるね〜」
声のする方を見ると屋台からきれいなお姉さんがこっちを見ていた。そして、
「これ、とっときな」
といって商品であろう大判焼を投げてくれた。
「あ、しかし」
「気にしない気にしない、少年の行動みてたらこっちもすっとしたよ。
まあ、ほんの気持ちだ受け取ってよ」
「そうですか、ではありがたくいただきます。」
「あたしは九段下舞佳、よかったらおぼえときな」
「あっ、おれは・・・」
「あっ、もうこんな時間かじゃ、少年」
「あ、あの〜」
舞佳さんはいってしまった。ところであの屋台はどうするんだ?
 あっ、俺も移動するか。
・・・
その時不良は
「くそ〜、あのやろ〜格好つけやがって」
ドン
「てめえ、ま・えみ・・・、そ、そ」
「きさまのような奴がいるから男がなめられるんだ」
不良の腹にパンチがとんだ。
「ぐはっ」
「ふっふっふ、キサマは俺様が有効に使ってやる」
・・・
「しかし、使いの人遅いなぁ〜。」
俺はふと桜並木の方をみるとこちらの方へと走ってくる少女がいた。
「はあ、はあ、すいませ〜ん」
「???」
少女が俺の前で立ち止まった。
「すいません。私ったらまた待ち合わせ場所まちがっちゃって、えへへ。」
少女が少しおどけてみせた。
「じゃ、いきましょ、鈴木少尉」
少女はそういうと歩き出した。
「あの、君は・・・?」
「あっ、すいません。私、帝国歌劇団ときめき組の佐倉楓子っていいます。」
「き、きみが」
「はい。」
少女は元気よく答えた。
・・・
そして俺は佐倉君の案内で新しい配属先へ向かうため中央公園を出た。
そして、この時一人の少女が鈴木達と入れ替わりに公園へとはいっていった。
「ふ〜、あれからもう10年もたつんだ。」
少女はつぶやいた。
・・・
「こ、ここは・・・」
俺は驚いた。
そんなに俺に気づいたのか気づかないのか佐倉君はそこへと入っていった。
「ちょ、ちょっと佐倉君」
俺もあわてて続いた。
「鈴木さん、ここが私たちの場所大ひびきの劇場です。」
「しかし、佐倉君ここは!」
「あっ、もうこんな時間すいません、それでは鈴木さんまた後で」
「あっ、佐倉君」
佐倉君は走っていってしまった。
とそこへ、
「ウキキキィ〜」
「んっ、なんだ」
「ウキィ〜」
とつぜん猿が俺の胸ポケットにささっていた万年筆をとっていった。
「お、おい猿〜」
「ウキィ〜」
俺は少しの間猿と格闘した。
「あっ、デイジー」
気がつくと猿の後ろに一人の女の子がたっていた。
「あのデイジーが何か迷惑かけましたか。」
「いや、そんなことないよ」
「でも、デイジー何かペンみたいな物もってますけど」
「勝負に勝ったのはデイジーさ、だからそれはデイジーにあげるよ。」
「い、いいんですか」
「ああ」
「すいません」
「いいよ、気にしなくて、ところで君は」
「私は野咲すみれっていいます、それでこのこが」
「デイジーだね」
「はい」
「あっ、俺は・・・」
「鈴木さんですよね。」
「なんでしってるの、まさか君も」
「はい、私も帝国歌劇団の一員なんです。
これからよろしくお願いしますね、お兄ちゃん」
「こっちこそよろしくね、すみれちゃん、でもお兄ちゃんってのは」
「あの、やですか」
「いや、べつにいいよ」
「よかった、それじゃまたあとでね、お兄ちゃん」
そうして、すみれちゃんが去っていくと同時に
玄関の方で声がした。
「だれかー、だれかきてちょうだい」
俺はとりあえず声のした方へいくことにした。
「ちょっと、そこのあなた」
「お、おれですか?」
「そうよ、そこでひまそうにしてる、あなたよ」
「あの俺はべつに暇にしてるわ・・・」
「そんなことより、この荷物をわたしの部屋まで運んでくださらない」
よくみると彼女の脇には大量の荷物がおいてある。
「しかし、俺は」
「いいから運びなさい」
「は、はい」
そんなわけで俺は大量の荷物をはこぶことなった。
しかし、ここまではどうやって持ってきたんだ?
「あの」
俺が話しかけようとした瞬間、
突然彼女が喋りはじめた。
「ちょっと、あなたこのトップスター鏡魅羅を
さしおいて八重さんがリーダーなんておかしいと思いません!
それも今度はどこの馬の骨かも知れない男を
隊長にするなんてまったく西山支配人は
何を考えてるのかしら(−−#」
何をいってるかよくわからないが馬の骨って俺のことか?
「ちょっと、聞いてますの」
「あっ、はい」
・・・同じころ支配人室では
「くっしゅん」
「あら、支配人風邪ですか?」
「いえ、大丈夫ですよ。だれかわたしの噂でもしたんでしょ」
「あら〜、そうなんですか〜」
「ははっ、それにしても君のいれたお茶はうまうなぁ〜」「そうですか〜、あり
がとうございます」
二人の人物がお茶を飲んでいた。・・・
そして、鏡さんの部屋の前についた。
隣の部屋の前をみると一人の女性がたっていた。
俺は何となく気になって荷物を置いて彼女に話しかけた。
「あの、君は?」
すると、彼女は俺の方を向いて言った。
「鈴木少尉ですね。支配人がお待ちになっています。」
続いては鏡さんに話しかけた。
「鏡さん荷物を置いたら早く舞台に来てください」
「そんなことわかってますわ」
それだけ言うと彼女は歩いていった。
「君、名前は?」
「わたしは八重、八重花桜梨、それじゃあ」
八重さんは去っていった。
「さて、わたしも準備しましょ」
鏡さんも部屋へ入っていった。
「あっ、いたいたぁ〜」
突然、後ろから声がした。
振り向くと一人の少女がたっていた。
「鈴木さんですね。あたしここの事務やってる
朝比奈夕子、よろしくね」
「こちらこそ」
「あっ、そんなことより早く支配人室に行って
さっきから支配人まってるよ」
「あっ、はい」
「じゃ、案内するからついてきてね」
「はい」
・・・
「ここだよ」
「ありがとう」
「いいよ、それじゃまたね」
朝比奈さんは去っていった。
「ふ〜、やっとついた、それじゃいくか」
トントン
「どうぞ〜」
中から男のこえがした。
「鈴木絢哉、はいります」
そして、俺は支配人室に足を踏み入れた。
                   <続く>


次回予告
 やっと、支配人に会うことになった鈴木。
新しい制服をもらい着たとき、鈴木に衝撃が走る!
いったい、鈴木になにが起こったのか!
次回佐倉大戦第弐話
「えっ、俺はモギリ〜!」
はたして、鈴木の運命は!


あとがき
 やっと、第壱話はうちおわりました〜。はあっ。
皆さんのSSにくらべかなり劣るでしょうが読んでくれた人ありがとうです〜。
なんか、キャラの性格等偉いちがう人が多いですね。
すいません、各キャラの性格等完全に
把握できてません。
ならこんなに出すなとおもったかたすいませんまだふえます(^^;。
しかし、なにより問題なのは楓子ちゃんあんまりでてきませんでしたね。
すいません、頑張って多くします。次からは。
あと、名前を貸してくださったドラサンズさん、
アミーゴさんありがとうです〜。
希望どおりの性格になってたらすいません。
では、次回もよかったら読んでやってください(ペコッ)
感想、苦情、ここはこうのほうがいいなどのメール送り先はここ
yamlbosi@urania.dricas.com


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