このたび、佐倉さんは野球部のマネージャーとして活躍していた、いつものように
洗濯や整理、そして応援やアドバイス・・・そんな日常が・・・続いていた・・・
この退屈な日常こそが人々の求めていた平和ではないだろうか?しかし、
非情にも悪夢が訪れた・・・

        佐倉楓子大決戦!!第1話「悪魔達の襲来」

ここはひびきの高校、自由をモットーにしている高校である、生徒達は皆、こうして
暖かい毎日を過ごしているのである・・・それがたとえ、暇だったとしても
「じゃあね、佐倉ちゃん」
「うん!」佐倉さんは友人と挨拶を交わし、下校しようとしていた、その時、佐倉さ
んは
何かを思い出す
「(いっけな〜い・・・私、今日は部室でボールの数をチェックしなきゃならないん
だった・・・)」
佐倉さんは慌てて部室に行き、ボールの数をチェックする、しかし、これがまた大変

なかなかうまく数えられない、佐倉さんは苦戦していた
「うぅ〜、わからないよお〜・・・でも!!みんなのために私頑張る!!」
佐倉さんは懸命にボールを数えていた、そして・・・15分後・・・
「終わったー!!」佐倉さんは腕を上に上げ、リラックスしていた、これで
当分はボールの数なんて心配しなくていいのである
「私はみんなのために役に立ちたいんだモン!!」これが佐倉さんの主義、
これを汚す事なんてとてもできない、と、その時、佐倉さんの頭の中に何かが起こっ


       ピーン・・・・ 静寂、ただそんな時が流れていた、佐倉さんは夢を
見ていた
「・・・あれ?ここは・・・」光の中だった、そこは何も見えない、ただ真っ白な世
界・・・
その時、どこからともなく声が聞こえた
「佐倉さん・・・」
「!?誰?」佐倉さんはイキナリ自分の事を呼ばれたせいか、うろたえていた
「あなたは・・・他人の役に立ちたい・・・そんな考えなのですか?」
「え・・・?あ・・・うん!!私はマネージャーとしてみんなを助けたいんだモン!
!」
佐倉さんは力の入った口調でそう言った
「・・・そうですか・・・あなたは優しい人ですね・・・」と、声はそう言った
「え?でも私はドジばっかりだし・・・」佐倉さんは自分の事をけなしているように
言った、が
「いいのです、たとえそんな風だったとしても人を思いやる清き心さえあれば・・
・」
「・・・・」
「では、あなたは合格です、どうかこの地球を守ってください」
「・・・え?どう言う事?地球を守るって・・・」
「・・・いずれ・・・わかります・・・もし大変な事になったら念じてください、み
んなを助けたい・・・と」声はそう言ってそのまま・・・佐倉さんは元の世界へと
戻った
「!・・・夢?でも・・・懸命に覚えてる・・・」佐倉さんは下校中でも夢の事ばか
り考えていた、あの夢はきっと重大な意味があるのではないか?そんな脳裏が佐倉さ
んをかすんでいた
「私・・・あの声の人に認められたんだよね・・・確か・・・」正解だった、そう、
声の主に佐倉さんは認められたのである、佐倉さんはとにかく、その夢で頭がいっぱ
いだった
「よお、佐倉さん」
「あ」佐倉さんは男の声に反応し、振り向くと・・・
「学さんじゃないですか」
「ああ、バレー疲れた・・・」学は今日はダメそうな顔だったのである
「大丈夫ですか?」佐倉さんが心配そうに気遣う、学は・・・
「ああ・・・心配ない・・・かも」と、なにか不安が隠せない学を見た佐倉さんは・
・・
「荷物持つ?」と、優しく気遣う、学は拒否したが「どうしても!!」という発言に
押されて
荷物を持たせる事となったのである
「いいのかい?こんなもん持たせて」
「うん!いいの!!」佐倉さんはバレー用具を重そうに持っていつつも平然とした
態度で対応している
「ふう・・・佐倉さんは優しいなあ、俺は全然そんな気持ちないからねえ・・・」
と、苦笑しながら学は言った
「そうなの?」
「まあねえ・・・俺は女の子運が悪い・・・佐倉さんは好きな人いるの?」学はイキ
ナリ爆弾発言を言った
「ええ!?」佐倉さんの顔が赤くなる、赤面状態というものである、それを見た彼は
・・・
「・・・いるようだねえ・・・」と、解釈してしまった
「う〜ん!!イジワル〜!!」
「はは・・・」と、その時・・・後ろから声が聞こえた
「お〜い!!」この声は・・・学の親友であり、新人野球部員、日向 翔であった
「お!!翔!!」
「あ、どうも」佐倉さんは礼儀よく頭を下げる
「はは、いやあ〜今日は晴天だよなあ、うん」翔はそんな他愛もない会話を
振ってきた
「ああ・・・暇だよな・・・部活以外はよ」学は上を見ながら言っていた
「暇なのはいいことだと思うよ、日常がいいんだし・・・」
「う〜ん・・・そうかもね」三人はそんな感じでしゃべっていた   
が、その時!!空から何かが降ってきた!!
その物体はひびきの市の中心に落下した、人々はなんだなんだとヤジウマが
殺到した、そして・・・
「フフフフ・・・我が名はヴォール!!帝王である・・・私の星は私の兵器生産のた
めに
滅んでしまった!!しかし!!宇宙をさまよっていると地球という美しい星が
あるではないか!!・・・これはチャンスだと思い・・・ここを侵略する!!」
「な・・・なんだって!?」
「これが・・・夢で言ってた・・・?」佐倉さんは夢を思い出し、その地球を救うと
いう意味がようやく分かったのである、そう、こいつらから地球を守る使命を与えら
れたと・・・
そして・・・すぐさま自衛隊がかけつけたようである
「フン・・・そのような物で我が兵器には勝てまい!!行け!!バズ!!」
するとノコギリを背中にもつメカが出現した
「うんっ!!」ノコを飛ばして戦闘機を落としていく、反撃するも全然効いていない
ようである
「くそ!!どうすりゃあいいんだ!?」学は拳を握っていた
「・・・!」佐倉さんは何かを念じた
「・・?佐倉さん?」翔は佐倉さんの様子に気がつくとどうしたのかなと思っていた
、佐倉さんは目を閉じ、集中していた・・・すると・・・
・・・・・カッ!!光が発せられた、佐倉さんの目の前・・・いや、3人の目の前が
真っ白になっている、そして・・・光が静まると・・・目の前には巨大ロボットが
あった
「!!なんだこれ!?」翔はただそのロボットに驚くほかがなかった、学だってそう
だったが佐倉さんは冷静だった・・・・
「(・・・これが・・・あの悪者をやっつける方法・・・ウン!!これしかない!
!)」
佐倉さんは決意したのかそのロボットに乗り込む事にした・・・が
「?動かない!?どーして!?」佐倉さんはコクピットに乗るものの全然動かない、
その時佐倉さんの頭の中にまたも、あの声が聞こえた
「佐倉さん・・・これは3人乗りなのです・・・お互いの信頼度がないと動かせませ
ん・・・」
「!!3人乗りなの〜?」佐倉さんは頭の中でそう言いました
「はい・・・ですが3人が揃った時、きっと奇跡を与えてくれるでしょう・・・」
「・・・あなたは一体・・・?」佐倉さんは遂に声の主の正体を検索しました
「・・・私はひびきの市に伝わる守り神なのです・・・」
「え・・・!?神様!?」佐倉さんはそれを聞いた瞬間一気に表情が変わりました
「はい・・・私は昔からここを守ってきました・・・しかし・・・私の予知能力であ
の悪魔の集団がやってきてしまったのです・・・私は実態がなく、戦う事ができませ
んでした・・・しかし、せめてという事で私の力でこのロボットを作ったのです・・
・」守り神はそう言った、佐倉さんは
これに対し・・・
「そう・・・だったんですか・・・ウン!!私は!!ここを守るため頑張る!!あい
つらをやっつける!!」佐倉さんは決意しました、そう、こいつらを倒さなければす
べてが終わってしまう・・・ひびきの市だけではなく全世界が・・・
「・・・あなたの優しさが・・・私を導いたのでしょう・・・では・・・頑張ってく
ださい・・・」
そう言って守り神は消えてしまった

佐倉さんは元の世界にもどると・・・
「佐倉さん!!どうしたの!?」翔がそう言った、佐倉さんは迅速に説明し、二人に
乗って欲しいと告げると・・・
「・・・当たり前じゃないか!!よーし!!俺はあいつらを叩く!!」翔は張りきっ
て言った
「おう!!俺はこういうの好きなんだ!!」学までもがあっさり引きうけた
「・・・ありがとう・・・」佐倉さんは二人に感謝した
「いいって、暇だったし」学は単純な理由だったがきっと自ら望んで引きうけたのだ
ろう
「俺は・・・佐倉さんのためなら・・・!」翔はなにやら意味深なセリフを言った
「え!?」佐倉さんは反応したがさっさと二人は乗ってしまい、いざ、出撃完了と
なっていた
「よおーし!!コイツはいいぜ!!変形できるらしいしな!!」
「佐倉さん!!スタンバイOK!!」
「うん!・・・頭の中に操作方法が流れてる・・・!!じゃあ!!はっしーーん!
!」
こうして、佐倉さんはひびきの市の守り神の導きによってこの悪魔達から地球を
守る事となった、はたして、運命はいかに!?

次回予告 
こうして、楓子は、異星人に対抗するべく、守り神の導きによって、戦場へと舞い降
りる!!
ヴォールの最初の兵器、バズに果たして打ち勝つ事ができるのであろうか!?
翔は佐倉さんに想いを寄せているらしく、気合を張っている!!学は、ただ乗りたい
だけという単純な理由だが正義感だけは高かった!!しかも!かなりのロボマニアな
のできっとそれもヒートアップしたのだろう!!次回!!佐倉大決戦第二話「始ま
り」に、続く!!

どうでしょうか?もし気に入ったのなら幸いです、八重さんFCの俺ですが八重さん
と仲がいいという理由で書かせてもらいました(笑)俺はもはやロボSSが目立って
いるらしいですね(笑)師匠にも是非見てもらいたいです!!(加藤義輝さん)
ではメール待ってます!!
m3a1@octv.ne.jp


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